マイホームを購入したのに売却する理由とは?

マイホームを購入したのに売却する理由とは?

マイホームは一生の買い物と言いますが、想定外のアクシデントにより、手放す必要が出てくる場合もあり得ます。

ところで、不動産を売却する場合、人によって理由は様々ですが、具体的にはどの様な原因があるのでしょうか?ここでは、不動産を売却する理由について挙げてみたいと思います。

住み替えるため

売却の大きな理由に「住み替え」を挙げる人は多いです。中でも、家族の事情や、住環境を挙げる人が目立ちます。

家族構成が変わった場合

マイホームの購入を、家族が増えたことを契機に決める人は多いのですが、家族構成が更に変わった場合に住み替えるために、自宅の売却に踏み切る人も多いです。

家族構成の変化には、出産などの理由の他にも、子供が独立して広い家が不要になった場合などもあります。他にも、子供や親と同居するためや、介護をしやすい家が必要になったために住み替えるケースがあります。

環境の良いところに住み替えるため

住環境を理由に住み替える人は、より良い住環境の場所を見つけた場合が多いです。さらに細かくみていくと、単純に良い場所を見つけた場合と、今までの住環境が悪かった場合が見られます。

住環境が悪い場所だと、快適な生活は送りにくいですね。近くに大きな道路や鉄道がある場合だと、大きな音や振動で安眠も妨げられます。また、悪臭なども非常に悪い条件にもなります。

お金の関係で手放す場合

お金の関係で住宅を手放すケースも目立ちます。相続の関係もありますし、売却益の理由もあります。

相続のため

住宅を手放す理由として、相続の関係を挙げる人もいます。

例えば近親者から不動産を相続した場合、不動産として所有しているよりも、売却して現金で持っていた方が良い場合もあります。また、タイミングを逃さなければ、売却益を得られる場合もあります。

売った方が儲かるため

不動産は経済状況によって価格が変動しますが、相場的に有利な時点で売るならば、売却益が大きいです。

また、不動産が遊んでいると、メンテナンスや税金などで費用が掛かりますし、放置をしていると、ネコなどの小動物が住み着いたり、雑草が茂ったりして、周囲の家からクレームが来るなどトラブルに発展する場合もあり、デメリットが多くなる場合もあります。

仕事の関係で手放す

仕事を理由に不動産を売却する人も多く、転勤や通勤を理由が見られます。

転勤のため

住宅購入には転勤のリスクが付き物です。当然ですが、住宅購入の段階で将来的な転勤の有無を見据えることが出来るのは少数派です。

転勤に伴って不動産を賃貸にまわすケースも考えられますが、賃貸の場合は不動産管理や税金の絡みが煩雑になる場合もあります。また、貸す場合には、物件が空室になった場合には、収益が無く、逆に固定資産税だけが発生して、経済的にもデメリットが発生します。

通勤のため

通勤のために引越をして、それを契機に不動産を売却する場合も見られます。

例えば、勤務先の会社は変わらなくても、勤務先が遠くに移転して自宅から通えなくなる場合があります。

その他の理由

不動産の売却の理由には、離婚や住宅ローンの破綻などもあります。

離婚のため

結婚や出産を機にマイホームを購入するケースは多いですが、反対に、離婚を理由に住宅を手放す場合もあります。

尚、夫婦共働きで共有名義で住宅ローンを返済していた場合には、事態が非常に深刻にもなり得ます。と言うのも、連帯保証の問題が絡むこともあり、ローン返済の上で不利になり、破産の危険性も出てくるなど、非常に大きな痛手を被る可能性が出て来ます。

住宅ローンの支払いが滞ったため

住宅ローンの支払いが滞ったために住宅を手放す場合も多いです。特に、昨今は給与水準が落ちるケースもあるため、ローン返済が困難になる場合があります。