『風水・家相・地相』 とは?どれを気にすればよいの?

『風水・家相・地相』 とは?どれを気にすればよいの?

突然ですが、風水や地相などを知っていますか?それらは科学的根拠のない事柄ではありますが、パワースポットと同じように目に見えない力があると考えられています。実際に風水や家相を変えたら人生も変わったという話も多く、決して実在しない力と馬鹿にすることはできません。

ですが、そんなに気にする必要があるものなのでしょうか?風水や家相といっても知らない人の方が多いと思います。住宅に関係する風水・家相・地相や、本当に占いは必要なのかを考えてみましょう。

風水とは

風水とは方角や気の流れ、物の配置など様々な部分から運勢を占う方法です。

例えば、「黄色は金運を呼ぶ」「玄関に鏡があると運気を増幅させる」など様々な内容があります。手軽にできる風水も多く、模様替えの際に風水を取り入れる人も多いようです。

また、大企業になると運気も必要になるといって風水に頼る企業もあると聞いたことがあります。風水は、一個人から大企業まで、多くの人が頼るマイナーでメジャーな力なのです。

ちなみに、正確にいえば風水は占いではなく、龍脈や五行相関といった様々な分野から導き出した「学問」だそうです。

家相とは

家相とは家の間取りによって運勢を占う方法です。

例えば、「北に玄関があり近くに階段があると家族は病気がちになる」など、間取りの配置によって運勢が変わっていきます。

他にも、居間、仏壇、寝室、台所、トイレ、浴室、車庫、池など、様々なものに吉凶の方角が存在しています。

風水と似ており、よく混合されて考えられますが、家相は間取りだけと思ってしまっていいでしょう。

地相とは

地相とは住宅のある土地や周辺地形などから占う方法です。

例えば、「家の側を高速道路が通っていると家の者は散財しやすくなる割脚殺である」といった風に住宅の建っている場所によって運勢が変わってきます。

他にも、「丁字路に建つ住宅は道路から不幸を取り入れやすくなってしまう丁字路口である」ことや「周囲に木や建物が何もないと外敵(不運)から身を守れない風殺である」といった風に様々な地相があります。

占いの選び方

風水・家相・地相といろいろありますが、これが正解というものはありません。風水を取れば家相が悪くなるなど、すべてが幸運になるということはありえないからです。

風水・家相・地相の中から好きなものを選び、自分の願いが叶うような住宅を探すのが正解に近いといえます。あえて言えば、「鬼門は避けた方がいい」といったところでしょうか?

不動産や大工が風水をかじっていることもありますが、一番は風水師に聞くのが一番です。可能ならば購入する住宅を相談するといいでしょう。

占いは購入の決め手になる?

昔から、「家を建てる際には玄関を鬼門に建てるな」といわれてきました。これは陰陽道の考え方の一つで、鬼門(北東)方面に玄関があると、鬼(禍)も招いてしまう為だと考えられてきたからです。

他にも、「神棚は南か東向きがいい」といったように、占いは昔から建築に親密な関係を持っていました。

科学的根拠はありませんが、生涯幸せに暮らすために、方角や物の置き方などを工夫して来たのです。その考えは今でも残っており、ゲン担ぎなど様々な理由から信じられています。

家賃や利便性などで住宅を選ぶのもいいですが、「幸せ」という不確かなものを手に入れるためには、龍脈や神といった不確かな力も重要なのかもしれません。

ですが、それがすべてではありません。土地の都合によって鬼門に玄関がある家もありますし、風水では幸運でも地相が最悪という矛盾する場合あります。それらを知らずに購入する人も多いでしょう。

そのような家は不幸でしかないのでしょうか?もちろん、そのようなことはありません。そう考えると、結局のところ占いは気分でしかないことがわかります。結局のところ「当たるも八卦当たらぬも八卦」というわけです。

ただし、気分は体調や運気に影響を与えるという話もありますので、「気分が悪い」「何か変だ」と感じるようなら、第六感を信じて引っ越すなり模様替えするなりした方がいいかもしれません。

占いを購入する決め手にするのもいいですがそれだけにとらわれず、家賃や間取りといった現実的な部分も参考にし、自分にとって住みやすい良い家を選ぶことが、本当の幸せにつながるのではないかと考えます。