空き家をそのまま放置することは大きなデメリットがあります。景観の悪化でなく、治安の悪化にもつながるのです。空き家を放置することにより発生する悪臭や、建物の崩壊、火事などから近隣の住民とのトラブルにも発展しやすいのです。
それでは空き家を放置していると、具体的にどのようなデメリットがあるのかご紹介します。
景観の悪化
無人のまま空き家を放置していると、だんだんと建物が劣化していきまた敷地内にゴミなどを不法投棄されてしまうことがあります。このような状態が続いてしまうと、これらのゴミの処理また建物の修繕など自己負担で処理をしないといけなくなることがあります。
近所の住民とのトラブル
長年の劣化やゴミの放置は悪臭や害虫の発生などにもつながり 、地域でもトラブルへと繋がるのです。また周辺の住宅の資産価値 の低下にも繋がります。 またあまりにも劣化が酷くなってしまうと、家自体が倒壊して周辺の家を破壊してしまう可能性もあるのです。周辺の家がこのことで市役所などに訴えると、行政から書面が届いたり何度も訪問が続くことになり、自治体からも勧告を受ける可能性があります。
2015年に空き家対策特別措置法ができ、自治体が法的権限を持ち調査できるようになりました。この調査によって特定空家と判定されてしまうと、解体の通告や強制対処などが通知されることがあるのです。
犯罪へとつながる
長年の空き家の放置は不審者が不法滞在するなど、治安の悪化 にも繋がるのです。古くてゴミが溜まってるんだとしても、電気やガス水道が使える状態で、他にも家具などが置いてあれば勝手に使うことも可能です。
他にも暴走族などの 住処になってしまう可能性もあり、騒音など周りの住民への迷惑をなってしまいます。これらの原因が空き家であることがわかると、空き家の所有者の問題であると認識されてしまいます。さらに大きなトラブルへと発展してしまうことがあるのです。
またさらにゴミを投げ入れられたり、落書きさらには放火などへとつながることもあるんです。 こういったことから空き家だけでなく周辺の住宅まで巻き込んで、治安の悪い地域を作ってしまうのです。
資産価値
放置すればするほど資産価値が下がるのが建物なのですが、放置した状態で劣化が続くとさらに資産価値が下がりほとんど価値がないものになってしまいます。それどころか腐敗が続いた状態で害虫の発生の発生など周りに迷惑をかけてしまうと、修繕費用などがかかることもあります。
放置された空き家は、大きな社会問題となっています。今後空き家放置することによって、肩身が狭いすることも十分に考えられます。異臭、ごみ問題、ねずみなどの発生、不法侵入者など近隣の住民とのトラブルに発展する可能性が高いのです。
建物を解体して、土地を売却するにしてもこれだけ問題になってしまうと、なかなかうまくはいかないでしょう。そのためにも早めに空き家を処理することをおすすめします。折角の土地、できるだけ資産価値が高い状態で持っていたいものです。
現在は遠方に住んでいるなどなかなか自分で管理が難しい場合は、管理を扱っている不動産会社に頼むとよいでしょう。定期的に清掃をしてくれます。料金はかかるかもしれないのですが、空き家を放置するメリットは何一つありません。
まずは不動産会社に相談して、できるだけ売却する方向で話を進めることが良いでしょう。どうしても条件などの面で売却したくない場合は、不動産会社に管理を任せることをお勧めします。清掃だけでなくポストの整理や草の木などもしてくれます。いずれにしても空き家で放置することはデメリットばかりなので避けるようにしてください。
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