空き家を放置することは、景観を壊す、周りの住民とのトラブルになるなどの原因になるばかりではありません。お金がかかってしまうデメリットもあるのです。
税金
空き家にしている人の多くの理由は、更地にすることによって固定資産税が6倍になってしまうことでしょう。そのため簡単に使わないと分かっていながらも家を取り取り壊ししないでそのまま放置しておくことがあるのです。しかし特定空き家として認定されてしまったら、結局6倍の税金を払う必要があるのです。
このような税金を払うのであれば、資産価値のある状態にして売却した方が価値があるのです。
強制解体
長年空き家状態で放置をしていて、 特定空き家に認定されてしまえば固定資産税が6倍になるだけではいません。場合によっては取り壊しをする必要が出てくるのです。この取り壊しにかかる代金はすべて所有者持ちであり、支払わないで無視をし続けると罰金 に繋がってしまうこともあるのです。
また強制解体後に更地が残るのですが、すでに近隣の住民とのトラブルが起こっておりとても状態も良いとは言えないため、なかなか売却できることはないでしょう。
空き家条例の増加
埼玉県所沢市が全国で初めて2010年10月1日に条例を施行したのをきっかけに、それぞれの市町村にて、空き家に対する条例が増えています。環境美化や適正管理、またあんぜんな街づくりに関する条例が施行され、安全を損なうような空き家に対しては、勧告や命令などの措置を行うことができるのです。
空き家の所有者には、定期的な管理や、不審者が入らないような施錠などを呼び掛けています。このように空き家条例は全国に広まっており、空き家に対する見方が厳しくなっているのです。
またシルバー人材センターによる、除草や大工仕事など空き家管理業務の紹介をしたり、空き家を活発的に活用できるような金融機関によるローンの提供など、空き家に対して政策を行っている市町村も増えています。
土地活用を考えよう
以上のように、空き家を放置することはデメリットばかりなので、家の解体や空き家の管理を考える必要がでてくるのですが、使い道としては、土地活用をするといった方法もあります。ハウスメーカーなどで土地活用専門の方がいらっしゃるので、相談をしてみてもよいでしょう。方法によっては、収入を得られる可能性すらあるのです。
これらの状況を考えて、空き家を放置することはデメリットが多くあります。 支払わないといけない金額も大きくなることが予想されるため、空き家を管理することが大切になります。不動産会社によっては 空き家を管理してくれるサービスがあり、清掃などを行ってくれます。
料金はかかりますが、上記のデメリットのことを考えるとお得なのではないでしょうか。またしっかりと管理されてる家は、売却の時にも価値が上がるためおすすめです。また貸家とすることもできるでしょう。 家ではなくその時だけを購入したいという方が現れても、土地の購入の契約を交わしてからの方が家の解体にかかる税金が安くなるのです。
また今後の事を考え、早めに家を解体して土地を保有しておくという方法もあります。空き家の管理は場合によっては社会問題にも関わってくるため、早めに処理することが大切となります。近隣の住民が建物の倒壊などで大怪我をした場合、最悪の場合は刑事事件となることもあるのです。こうなると罰金だけでは済まなくなるのです。
他にも土地活用ができるようであれば、検討をしてみると良いでしょう。専門家とともよく相談したうえで、どういったことで土地活用をできるかを考えるとしてください。
以上のように、空地を放置したままにしないような対策方法は色々とあるのです。
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