デッドスペースを活用!収納下手さんにもおすすめの方法とは

デッドスペースを活用!収納下手さんにもおすすめの方法とは

住宅を購入する際、収納スペースにこだわる人は意外に多いです。特に注文住宅では、オリジナル性あふれる収納を造る人がいます。
ところが、家は住んでいると家族も成長し、物も多くなっていきます。それに伴って、家にも既存の収納スペース以外の、新たな収納箇所が必要になりますよね。
それでは、クローゼットや壁面収納以外に、収納に使える場所があるのでしょうか?

こんな場所も使える!住宅の収納あれこれ

住宅を購入する際の資料として、メインとなるのは間取り図となるので、上から見た状況しか分かり難いです。間取りとクローゼットの位置、壁面収納の有無と言った具合。
しかし、住宅を横から見た状況を考えてみると、意外に「使っていないスペース」を見つけることが出来ます。…代表的なのが床下と天井裏です。

床下収納

床下収納は、住宅床下面のデッドスペースを活用する、非常に賢い収納の例と言えます。ですから、マイホームを設計するときは、是非とも活用したい例です。
この収納は、ネット等を調べてみても、収納ボックス自体がユニット化されていて、価格も比較的安価となっています。
設置上の注意点は、「場所」です。
例えばキッチンに床下収納を設置する場合、ダイニングテーブル等と位置的に重なると、収納を使う場合はテーブルを動かさなければなりません。また、冷蔵庫の設置位置にぶつかった場合は、実質的に使えなくなってしまいます。ですから、設置にあたっては、テーブルや冷蔵庫等の位置をあらかじめ考えておくことが大切です。

天井収納

天井裏もデッドスペースになりがちなので、収納スペースとして活用が可能な場所です。そして、今では天井収納用のハシゴ等が商品化されていて、天井裏スペースも昔よりも利用がしやすくなっています。
天井裏の活用の注意点は、あまり重い物を載せないことです。これは天井の強度的な意味合いも、もちろんありますが、気を付けたいのは、むしろ作業者の安全性です。と言うのも、重量物を抱えたままでのハシゴの上り下りは意外に危険な作業で、転落等の危険性が出て来るからです。

スキップフロアの活用

スキップフロアと呼ばれる内装デザインがあります。これは、敢えて階段数段分の段差を設けたり、中2階を設置することにより、居室内の天井をより高く見せる手法です。
ところで、このスキップフロアですが、1階と中2階の段差の部分がデッドスペースとなるので、収納に利用が出来ます。
この収納の上手い点は、内装デザインと収納が両立している点です。住空間のデザインとして、高さの広がりの面白さを表現すると同時に、収納を確保する一挙両得の手法と言うことが出来ます。

収納するときの注意点

収納スペースを設けることは、アイディア次第で様々な可能性があるのですが、収納スペースを「使用する上での注意点」は、意外に忘れられがちです。そこで、ここでは収納下手さん必見の収納スペースを使用するにあたっての注意点を挙げてみましょう。

上には軽い物を載せる

ウォークインクローゼットの内部に、後付けで棚などを設置する場合には、上の方の棚に軽い物を載せ、重い物は下に収納する様にしましょう。
例えば、本をダンボールに入れると、意外に重くなってしまいますが、これを棚の上に載せるためには労力的にも大変ですし、持ち上げる際にはギックリ腰等のケガの危険性も出て来ます。
また、地震等で棚の上から重い物が崩れ落ちると危険です。安全のためにも重い物は下に収納する様にしましょう。

収納物の重量に気をつける

建築物の床は、人や家財が載っても大丈夫な様に、十分な強度で造られています。しかし、収納スペースの棚等は、その様な強度が確保されているとは限りません。ですから、収納スペースの棚等に物を載せる時は、重くなり過ぎない様に注意をしましょう。