【賃貸派VS持ち家派】それぞれのメリットデメリットをご紹介!

【賃貸派VS持ち家派】それぞれのメリットデメリットをご紹介!

「家は購入するもの?それとも借り受けるもの?」昔から多くの人たちの中で討論し合ってきました。
購入した方が生涯楽になりますし、借り受けた方が引っ越しがしやすくなります。どちらもメリットはありますが、どちらもデメリットがあります。
そんな賃貸派と持ち家派の疑問に決着がつけられるよう、それぞれのメリットデメリットを紹介します。

家は借りる物だ!〈賃貸派〉

賃貸は良くも悪くも「借り物」であることがポイントになります。

メリット

賃貸のメリットの紹介をします。

気軽に引っ越しができる

賃貸する一番のメリットは「引っ越しがしやすい」ことです。
家を持つということは「土地に縛られる」ことと同じ事です。大金をはたいて購入した家は簡単には手放せません。近隣トラブルがあっても引っ越しできませんし、転勤も簡単には行かないでしょう。
それに比べ、賃貸なら借りていた家を返すだけですみます。次に住む家も借りればいいのですから、家の心配がなく引っ越せます。
他にも、家が古くなって引っ越しする場合など、アパートと同じ感覚で貸し借りできます。
「必要なければ返せばいい」。賃貸の魅力は「所持しないことによる身軽さ」です。

費用の心配が少ない

家を購入するには多額の資金が必要になります。一括では支払えず住宅ローンも組む人も少なくありません。数千万円する買い物は、まさに一生に一度の買い物なのです。
ですが、賃貸なら費用はあまりかかりません。敷金・礼金で数十万円支払う必要はありますが、それだけで家を借りることができます。後はローンと同じように毎月支払えば購入したのと同じように住むことができるのです。頭金に数百万円必要なことに比べれば、数十万円くらいなら何とかなるのではないでしょうか?
初期費用が安くすむのが賃貸しやすい理由なのです。

デメリット

賃貸のデメリットの紹介をします。

家の改修が自由にできない

賃貸は借り物です。そのため、勝手に家の改修をするわけにはいきません。水回りや防音対策のリフォームをするためには大家の許可が必要になります。許可されることもありますが、駄目な場合には我慢するか引っ越しするしかないのです。
ただ、問題点を報告すれば大家が改修してくれることもあります。自由にできないのは変わりませんが、結局のところ大家の人柄が強く影響します。

資産にできない

家は資産です。家を購入することで購入者の持ち物となります。ですが、賃貸は借り受けるものです。どれほど長く住んでいたとしても、その家は大家の物なのです。
そのため、大家が「出ていけ」といえば出ていくしかなく、子供や孫に家を残してあげることができません。

家賃を払い続ける必要がある

賃貸は大家に家賃を払う必要があります。ローンは払い終われば支払う必要がなくなりますが、家賃は借りている限り一生続きます。
単純に月10万円の物件なら一年で120万円、10年借りると1200万円も家賃で支払わなければなりません。もちろん、それだけ支払っても自分の物になるわけではありません。
「1200万円も家賃に使うなら購入した方が良いのでは?」そう思うのが、賃貸にするかどうかの悩みどころといえるでしょう。

家は購入する物だ!〈持ち家派〉

購入は良くも悪くも「自分の物」になることが理由になります。

メリット

賃貸のメリットの紹介をします。

資産になる

家を購入すれば「資産」となります。資産の運用は自由ですので、子供や孫に継がせてもいいですし、必要が無ければ貸し出したり売却することもできます。
住宅ローンが残っている場合はそれも引き継がせてしまいますが、将来に向けて家を残すことができるのです。

自由に改築できる

購入すれば家は自分の物です。人の物である賃貸とは違い、自分の物である家を好きなように改修することができます。補強工事や耐震設備の設置、2階や庭の増設など、時代や必要に応じてリフォームできるのです。
他にも、子供が壁を壊しても弁償する必要が無いなど、子供やペットがいる家庭は購入した方が色々と便利な部分が多いです。

デメリット

賃貸のデメリットの紹介をします。

費用が高い

家を購入するのに数千万円は当たり前です。住宅ローンを組んだとしても頭金は必要になり、簡単には購入できません。賃貸と比べると、初期費用が圧倒的に高いのです。
他にも、固定資産税や都市計画税など家を持つことで税金を払う必要があります。
ただし、30~40年も住めば元は取れます。あくまでも払いきるまでが大変なだけで、払い終わった後は購入した方が安くすむ場合が多いです。

地に根付く必要がある

賃貸のメリットの際にも説明しましたが、大金を支払った家は簡単には手放すことができません。近隣トラブルがあっても引っ越しするわけにはいかず、転勤も難しくなるでしょう。家族がいれば単身赴任も当たり前になってしまいます。家を持つことで簡単には引っ越しできなくなるのです。
ですが、根付くことは悪い事だけではありません。根付いて行けることは「信用される」という事です。周囲や国から「家を所持する責任なる人」として信用や信頼されます。引っ越しは難しくなりますが、その分、近所付き合いが強固になります。

結局どっちが良いの?

賃貸と持ち家。どちらもメリット・デメリットがありますが、どちらを選べばいいのでしょうか?

始めは借りて余裕ができたら購入する

家の購入の仕方の一つに「家を借りてみて気に入ったら購入する」という方法があります。
初めは賃貸で生活してみて、「この家に根付いてもいい」と思ったら家を購入するという考えです。これなら、家が気にいらなければ引っ越しがしやすく、将来の事を考えて資産を残すことができます。
これ以外にも、若いうちは賃貸で借りて生活して、貯金がたまる中年ごろに家の購入を検討するなど、賃貸と購入を両立して考える人は少なくありません。
賃貸と購入はそれぞれメリットがあります。片方だけを選ぶ必要はなく、どうせならそれぞれのメリットを得られる購入の仕方も検討してみましょう。

生活に合わせて選ぶ

賃貸と購入のどちらにするのかを考えるのは大切ですが、最終的には「生活スタイル」に合わせて購入することになると思います。
転勤が多いのに購入するのは無駄になりやすいですし、骨を埋める覚悟があるならわざわざ賃貸でいる必要はありません。また、老後は田舎で暮らしたいのなら賃貸の方が良いですし、子供や孫に家を残したいのなら購入するしかありません。
賃貸派と持ち家派はどちらが優れているとは一概にはいえません。なぜなら「自分の生活スタイルに合う方が優れている」のです。それぞれのメリット・デメリットを比較して、将来「どんな生活がしたいか」を考えて選びましょう。