誰に相談するのがベスト?リフォーム・リノベーションの相談相手とは

誰に相談するのがベスト?リフォーム・リノベーションの相談相手とは

築年数が経過して設備や内装などが「壊れた」「古くなった」といったトラブルに対して、戸建住宅やマンションのリフォームやリノベーションを検討している人も多いと思います。リフォームやリノベーションは誰に相談すればいいのでしょうか?

そこで今回は、戸建住宅やマンションのリフォームやリノベーションの相談相手について詳しく解説していきます。

リフォームとリノベーションの違いとは

築年数が経過して設備や内装が古くなったのに合わせて、リフォームやリノベーションを検討している人も多いと思いますが、リフォームとリノベーションが全く別のものであるということはご存知でしたか?

まずは、リフォームとリノベーションの違いについて見ていきましょう。

リフォームとは

リフォームとは、元々の機能が0だったとすると、築年数の経過によってマイナスになった機能を新しい設備を導入することで0に戻すものです。

例えば、浴槽やキッチンが古くなったので新しいものに取り換えたり、クロスが傷んだので新しいものに貼り換えたりすることです。

また、フローリングを新しいものに換えたりトイレをタンクレスに換えたりするのも元の状態から変化していないため、リフォームの1つと言えるでしょう。

リノベーションとは

リノベーションとは、元々の機能が0だったとすると、それを工事によって利便性を高めてプラスにすることです。

例えば、2階にあったお風呂を高齢化に備えて1階に移動させたり、壁式キッチンの位置を変えてアイランドキッチンにしたりなどです。

また、普通のフローリングから床暖房に変えたり、壁を取り除いて部屋をまとめたりなども利便性を高める大きな工事を伴っているため、リノベーションの1つと言えるでしょう。

リフォーム・リノベーションの主な相談相手

築年数の経過に合わせてリフォームやリノベーションを行いたいと思ったところで、誰に相談すればいいのでしょうか?

リフォームやリノベーションの主な相談相手は以下の通りです。

  • 住宅メーカー/デベロッパー
  • 工務店
  • ホームセンター
  • 各設備取扱店
  • 設計事務所

それぞれの相談相手の特徴について詳しく見ていきましょう。

住宅メーカー/デベロッパー

住宅メーカーやデベロッパーとは、全国規模で業務を行っている建設業者のことです。住宅メーカーは主に戸建住宅、デベロッパーは主にマンションを取り扱っています。

これらの建設業者は、新築業務だけを行っているわけではなく、社内にリフォームの部門も抱えているのが一般的です。自分の家やマンションを建てた建設業者の場合は、どのような建物なのかをよく把握しているので安心して任せることができます。

また、幅広いリフォームやリノベーションに対応しているほか、企業の規模が大きいという安心感もあると言えます。しかし、基本的にCMなどの広告費をかけていることもあるため、全体的に費用が高くなりやすいのがデメリットと言えるでしょう。

工務店

工務店とは、住宅メーカーやデベロッパーより規模が小さく、地域に密着した建設業者です。こちらも新築業務だけでなくリフォームを手掛けているのが一般的です。

地域に密着している業者であるため、住宅メーカーやデベロッパーより連携を取りやすく、何かあってもすぐに駆け付けてくれるなど、痒い所に手が届くような対応が期待できます。

しかし、依頼する工務店によっては全てのリフォーム業務に対応できない場合があるほか、高い見積もりを提示する工務店がいる可能性もあるので、よく考えてから依頼先を決める必要があるでしょう。

ホームセンター

ホームセンターは、さまざまな商品が置いてありますが、そこに置いてある商品の取付けを行っている専門の業者と連携している場合があります。

地元の工務店と連携しているのが一般的ですが、業者が商品を発注した方が全体の値段を抑えられるのか、商品をホームセンターで購入した方が抑えられるのかが分からないため、よく考えてからどこに依頼するか決めるようにしましょう。

各設備取扱店

キッチンメーカーや洗面所メーカーなど、様々な各設備を取り扱っているお店があります。これらの取扱店に発注すると、提携業者が商品の取付けを行ってくれます。

ただし、リフォームやリノベーションの場所が多い場合は、各設備取扱店に依頼する必要があるため、時間と手間だけでなく工事必要が大きくなる可能性があるので注意しましょう。

設計事務所

設計事務所では、設計士がリフォームやリノベーションを手掛けています。設計士の個性が強調されるものであるため、一般的なリフォームやリノベーションに満足できない人には最適な選択肢と言えます。

しかし、設計事務所にリフォームやリノベーションを依頼しても、結果的に工事そのものを行うのは工務店であるため、工事費用に設計費が上乗せされることになるため、割高になりやすいのが注意点と言えるでしょう。

リフォーム・リノベーションの内容が重要

リフォームやリノベーションを誰に相談するかは、どのくらいの規模を予定しているかで異なってくると言えます。

例えば、規模の大きなリフォームやリノベーションになりそうな場合には、住宅メーカーや工務店といった総合的にリフォームやリノベーションを手掛ける業者に依頼する方が効率良く進めることができます。

そのため、依頼する際は、規模と業者が合っているかどうか確認するだけでなく、少しでも費用を抑えるために業者同士の相見積もりを取ることも忘れないようにしましょう。